【WCS2019】CBLoL#1 Flamengo eSports 【PlayIn出場チーム紹介】
こんにちは、Mameです。
先日、LJLではDetonatioN Focus Meが優勝し、WCS2019への出場権を手に入れました。DFMなどのワイルドカード地域と呼ばれる地域に所属するチームはプレイインステージから勝ち上がる必要があります。そこで、今年のWCS2019を楽しむためにWCS2019のPlayInステージに出場するチームを紹介します。
本記事では、ブラジルのCBLoLの優勝チームであるFlamengo eSportsを紹介します。
Flamengo eSports
引用:https://lol.gamepedia.com/Flamengo_eSports
概要
Flamengo eSportsは伝統的なサッカーチームであるCR Flamengoの傘下として2017年後半に発足された比較的若いチームです。また、ブラジルはサッカーで有名ですが、Esportsチームはサッカークラブの支持を得て大きくなっている側面があります。そのため、ブラジルのファイナルのオープニングセレモニーは非常に豪華で今年はADCチャンピオンのジンのフィナーレを演出して大きな反響を呼びました。
所属選手
トップ:Robo(ロボ)
Robo選手はブラジル選手の中でもかなり長くプロキャリアを続けている選手です。
ポッピーやサイオンといったタンクチャンピオンだけでなく、カミール、アカリなどの一瞬のスキを見逃さないチャンピオンも得意としています。特にカミールは4戦中4勝と非常に気をつけなければならないピックと言えるでしょう。
彼は以前RedCanidsに所属しており、2017年のMSIでEvi選手やRamune選手と戦ったことがあります。
この試合は中盤以降RPGが価値の流れを持っていましたが、43:40のRobo選手のダリウスが敵の退却ミスを見逃さず、トリプルキルを取っています。このような一瞬のスキを見逃さない選手なので注意する必要があります。
特にプレイオフの最終戦では得意のイレリアをピックしてから勝てるようになっています。得意チャンピオンでキャリーする力が十分あり、最も警戒すべき選手だと言えます。
ジャングル:Shrimp(シュリンプ)
Shrimp選手は韓国人選手で日本の競技シーンを長く見ている人なら知っているかもしれませんが、2017年の春にDetonatioN Focus Meのジャングルでした。彼はDFMに所属していた2017年春シーズン以外のほとんどは北米リージョンでプロキャリアを積んでいましたが、2018年夏シーズンからブラジルのFlamengo eSportsに移籍しました。
彼は攻撃的なジャングラーを得意としており、リーシン、タリヤ、レクサイの勝率が非常に高いです。また、2019夏シーズンはセジュアニ、ジャーバンを多く使用しており、エンゲージを期待されていることが分かります。しかし、あまりエンゲージチャンピオンで活躍できていないので、ここにBan枠を割く必要はなさそうですが、ポケットピックのスカーナーには気を付ける必要がありそうです。
ミッド:Goku(ゴクウ)
Goku選手は2014年終わりにKaBuM!に入ってからプロキャリアを始め、去年の夏シーズンからFlamengo eSportsに入った選手です。
彼はイレリアやルブラン、アカリ、シンドラなどを得意としていますが、夏シーズンだけで17体ものチャンプを使用しており、チャンピオンプールの広い選手です。Worlds2019はパッチ9.19で行われることもあり、アカリ、エイトロックスなどはあまりピックされないと思いますが、イレリアやルブラン、ゾーイそしてガリオが気を付けるピックとして挙がりそうです。中でもイレリアはTopのRobo選手もつかえるフレックスピックになっているのでターゲットバン候補になると思います。
BrTT選手はこのチームで最もプロキャリアが長く、2012年からプロを続けている選手です。BrTT選手は2018年春シーズンからFlamengo eSportsに所属しています。
彼も以前RedCanidsに所属しており、Robo選手とともにEvi選手やRamune選手と戦っています。
彼は今シーズン14体のチャンピオンを使用しています。特に夏シーズンはエズリアルやシヴィア、ルシアンなどの自衛能力の高いチャンピオンを使う傾向が高いようです。ただ、カイサやザヤといったチャンピオンも使えるため、ADCにバン枠を使うのは難しいでしょう。ただし、彼はADC以外のチャンピオンはそこまで得意ではないようです。
サポート:Luci(ルシ)
Luci選手は韓国人選手で2016年からプロキャリアを初め、今年の春シーズンからFlamengo eSportsに参加した比較的若い選手です。
彼は今シーズン8体のサポートチャンピオンを使用しています。特にタムケンチのようなグローバルプレッシャーのかけられるチャンピオンや、アリスターやノーチラス、ラカンといったエンゲージチャンピオンを得意としています。
パッチ9.19では今シーズンメタチャンピオンであったユーミがQのスローのナーフによって姿を消すと考えられます。また、タムケンチもEの回復率の変更でレーンでの運用が難しくなると考えられます。そのため、アリスターやラカン、ノーチラスがピック候補として考えられます。
今シーズンの戦績
Flamengo eSportsは今シーズン21戦中16勝5敗というぶっちぎりの一位でした。実は春シーズンも20勝1敗とBO1には滅法強いのですが、プレイオフのファイナルでINTZに対して二度も苦戦しています。
今シーズンのプレイオフファイナルでもINTZに対して3-2と辛勝しており、Bo5に弱いのではないかということが見受けられます。
パッチ | 最終スコア | vs最終スコア | Ban | vsBan | Pick | vsPick |
---|---|---|---|---|---|---|
9.16 | 6-26-16[Lose] | 26-6-61[Win] | トリスターナ、タムケンチ、スカーナ、ブラウム、アリスター | アカリ、ユーミ、モルガナ、エズリアル、カイサ | ガンクプランク、ジャーバン、ランブル、ルシアン、ラカン | アーゴット、グラガス、サイラス、ザヤ、ノーチラス |
9.16 | 11-8-22[Win] | 8-11-17[Lose] | ユーミ、スカーナー、グラガス、アーゴット、サイラス | アカリ、エリス、イレリア、カミール、レネクトン | エイトロックス、セジュアニ、シンドラ、エズリアル、タムケンチ | ガングプランク、ジャーバン、コーキ、ザヤ、ラカン |
9.16 | 9-27-15[Lose] | 27-9-61[Win] | トリスターナ、ガリオ、グラガス、アーゴット、ルブラン | アカリ、ユーミ、エイトロックス、ジャーバン、セジュアニ | カミール、オラフ、サイラス、エズリアル、タムケンチ | ブラッドミア、レクサイ、コーキ、ヴァルス、ブラウム |
9.16 | 14-3-27[Win] | 3-14-3[Lose] | トリスターナ、スカーナー、グラガス、ヴァルス、アッシュ | アカリ、ユーミ、エイトロックス、タリヤ、エリス | イレリア、セジュアニ、シンドラ、カイサ、アリスター | カミール、レクサイ、ルブラン、ハイマー、タムケンチ |
9.16 | 8-1-17[Win] | 1-8-1[Lose] | トリスターナ、スカーナー、グラガス、コーキ、アーゴット | アカリ、ユーミ、アリスター、セジュアニ、シンドラ | イレリア、レクサイ、カルマ、ザヤ、ラカン | エイトロックス、ジャーバン、サイラス、エズリアル、ブラウム |
上記のBan枠をみてみると、トリスターナとスカーナー、アーゴット、グラガスを重点的にBanしているようです。これは、BrTT選手がトリスターナでの戦績が振るわないこと、Shrimp選手がグラガスを得意としていないことなどが挙げられます。また、Robo選手はアーゴットを使えるので、INTZ側のTopのTay選手のプレイオフでの好成績を意識したBanになっていると思われます。スカーナーに関してはINTZ側のShini選手が良く使用しており勝率もかなり高いことと、Flamengo側がFPするほど優先度が高くないのでBanしていると考えられます。
対するINTZ側はアカリやイレリアといったTop,MidのフレックスピックとユーミのBanが目立ちます。特に1stBanフェーズで必ずと言っていいほどアカリとユーミをBanしているのでFLA側のアカリにはかなり警戒していたことが分かります。ユーミはどちら側もマストバンのようです。
INTZ側は1回Redサイドを選択してしまい、合計4回Redサイドになっています。これはFPの権利を失うことでもあり、ユーミを必ずBanしないといけません。ですが、Robo選手のエイトロックスとアカリをBanするとイレリアが開いてしまうという構図になり敗北したと考えられます。ただ、パッチ9.19ではアカリとエイトロックスはナーフされているので、イレリアのみをバンするようなバンピックが組まれることが予想されます。
まとめ
Flamengo eSportsはブラジルの1位のチームとして非常にチャンピオンプールの広くキャリアの長い選手が多いため、BanPickのところで有利をとるには、比較的若いLuci選手のタムケンチ等プールの狭い選手を中心にBanや取り上げをすると効果的ではないかと思います。
また、Bo5に苦戦する側面を持っていますが、プレイインステージはBo1で行われるので、そのジンクスがプレイインステージでも発揮されるのか注目です。