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【WCS2019】LCL#1 Unicorns Of Love【PlayIn出場チーム紹介】

こんにちは、Mameです。

 

PlayIn出場チーム紹介4回目はロシア代表Unicorns of Loveです。ロシアといえば2016年にグループステージに進出し世界を沸かせたAlbus Nox Lunaや2017年から国際線に3回連続で出場しているGambit Esportsなどが有名です。

 

また、今年の春のMSIではDFM相手に圧倒的な強さを見せつけたVEGA Squadronも印象的でしょう。

 

そんな中、LCLでVEGA SquadronやGambit Esportsを抑えて優勝したUnicorns Of Loveについて紹介します。

 

 

 

 

Unicorns Of Love

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引用元:Unicorns Of Love.CIS

 

 概要

 Unicorns Of Loveは元々はヨーロッパ地域のEULCSに参加していましたが、2019年春にフランチャイズ化したヨーロッパリーグであるLECから外されてしまいました。

 

そのため、今年の夏からCIS(独立国家共同体)地域に移動し、ロシアリーグであるLCLに参加したチームです。

 

LCLに参加すると同時に、元VEGA Squadronのトップ、ジャングル、ミッドレーナーを引き抜き、ボットにはヨーロッパからInnaxe選手を、サポートにはCISではベテランのEdward選手を獲得しロースターを組みました。

 

所属選手

トップ:BOSS(ボス)

 UOL BOSS 2019 Split 2.png

BOSS選手は2016年からプロキャリアを始めた選手です。

 

今シーズンの使用チャンピオンは全11体でエイトロックス、カミール、レネクトンが最多の5回、次いでモルデカイザー2回とファイター系チャンピオンを得意としています。

また、アカリやナーは1,2回しか使っておらず、成績も悪いので使えないチャンプだと考えていいでしょう。

 

BOSS選手は特にエイトロックスが非常に得意でガンク捌きもうまいのでバン候補になることが予想されます。

 

ジャングル:AHaHaCiK(アナナシック)

UOL AHaHaCiK 2019 Split 2.png

AHaHaCiK選手は2017年からプロキャリアを始めた選手で、名前はロシア語(ананасик)でパイナップルを意味しています。

 

 今シーズンの使用チャンピオンは全12体でグラガスが3勝2敗、サイラスが3勝0敗、カジックス、スカーナー、カーサスが2勝0敗とダメージディーラのジャングルを多く使用しています。特にカジックス、サイラスは非常に得意でバン候補になるでしょう。

 

また、彼はポッピーやヴァイ、キヤナなどメタ外のチャンピオンもピックすることがあり注目です。

 

ミッド:Nomanz(ノマンズ)

UOL Nomanz 2019 Split 2.png


Nomanz選手は2015年からプロキャリアを始めた選手で、LoL以外ではサッカーでセミプロレベルの実力があります。

 

今シーズン使用したチャンピオンは全17体で、最も使用回数が多いのがコーキで4回、次いでアカリ、ヤスオが3回です。アカリは2度敗北していますが、使用できないということではなくチーム全体での運用に問題があるとみられます。

 

彼は非常にメカニクスにたけていて、特にコーキ、ブラッドミアはバン候補になるでしょう。

 

ボット:Innaxe(イナクサ)

UOL Innaxe 2019 Split 2.png


 Innaxe選手は2016年にヨーロッパでプロデビューした選手です。

 

今シーズン使用したチャンピオンは全10体で最も使用回数が多く勝率が良いのがザヤで5勝1敗、ルシアンが4勝0敗となっています。また、カイサに関しては2勝4敗とあまり得意ではありません。

ただ、カルマやニーコ、シンドラなども使用し好成績で勝利していますのでADCチャンピオン以外で奇抜なピックが出ることが予想されます。

 

サポート:Edward(エドワード) 

UOL Edward 2019 Split 2.png

 

Edward選手は2011年からプロキャリアを始めたロシアではかなり有名なサポート選手です。彼はLoLをオープンベータからプレイしており、ロシアで最も有名なジャングラーであるDiamondproxをプロに勧誘したのも彼である。

 

今シーズン使用したチャンピオンは全9体でラカンが5勝0敗、ブラウムが3勝0敗、スレッシュが2勝0敗と使えるチャンピオンはある程度決まっています。特にラカンは非常に得意としていて、バン候補になるでしょう。

 

一方、ノーチラスは5回使用していますが2勝3敗とあまりふるってはいません。原因としてはノーチラスは先に仕掛けるのが強いのですが、先に仕掛けられるとAAの射程内に入ればスネアが決まりますが、囲まれると気持ち程度のスローとちょっとのシールドで耐えるだけのチャンピオンになってしまうため、相手に視界を取られるようになる中盤以降が不利になるからだと考えられます。

これに関してはRoyal Youthが良い例であのチームのサポートはノーチラスをよくピックしますが、6レベル過ぎたあたりからローミングを初め、いたるところで仕掛け始めます。これがノーチラスを使用した際の有利の作り方であり、ボットレーナーがいかに耐えられるかにかかっていることになります。

 

今シーズンの戦績

Unicorns of Loveは今シーズンは12勝2敗でGambit eSportsと並んだため、タイブレークに挑みましたが敗北し2位でした。このため、Unicorns of LoveはGambit eSportsには負け越しになりました。

 

しかし、プレイオフで3位のVega SquadronがGambit eSportsを破ったため、ファイナルではVega Squadronと対戦することになりました。

 

ファイナルの結果は以下の通りです。

Blue Red Blueスコア Redスコア BlueBan RedBan BluePick RedPick

UOL

VEG

 14-0-34

   [WIN]

  0-14-0

   [Lose]

カーサス

サイラス

カルマ

ナー

グラガス

イレリア

シンドラ

キヤナ

モルデカイザ

セジュアニ

レネクトン

カジックス

コーキ

ガレン

ユーミ

エイトロックス

オラフ

ビクター

ザヤ

ラカン 

VEG

UOL

 23-15-49

    [Win]

 15-23-35

   [Lose]

イレリア

コーキ

ユーミ

アカリ

ルシアン

カーサス

サイラス

カルマ

パイク

アリスター 

レネクトン

エリス

シンドラ

ドレイブン

モルガナ

エイトロックス

グラガス

ヤスオ

ザヤ

ノーチラス 

VEG

UOL

  25-4-56

    [Win]

  4-25-7

   [Lose]

イレリア

コーキ

ユーミ

アカリ

ルシアン

カーサス

サイラス

シンドラ

ドレイブン

ザヤ

エイトロックス

エリス

レネクトン

ジンクス

スレッシュ

ナー

グラガス

キヤナ

カイサ

ノーチラス 

VEG

UOL

   3-15-6

    [Lose]

 15-3-22

   [Win]

イレリア

コーキ

ユーミ

ヤスオ

カサディン

サイラス

エリス

レネクトン

カミール

クレッド 

ジャックス

ジャーバンⅣ

シンドラ

カーサス

タムケンチ

エイトロックス

カ=ジックス

ブラッドミア

ザヤ

ラカン 

VEG

UOL

  10-20-25

    [Lose]

 20-10-34

   [Win]

イレリア

コーキ

ユーミ

モルガナ

アリスター

サイラス

エリス

レネクトン

ドレイブン

ナー

ガングプランク

グラガス

エイトロックス

ザヤ

スレッシュ

カミール

ノクターン

モルデカイザー

シンドラ

ノーチラス 

 

UOLのBo5の傾向を見るとガレンユーミやモルデカイザー、シンドラなどの奇策を用意していることが分かります。特に最初の試合以外はレッドサイドを選択しており、Nomanzのラストピックを隠す傾向があります。

 

また、VEGA側はイレリアは必ずバンしており、1試合目の結果を見てコーキ、ユーミも固定バンしています。セカンドバンではNomanzのピックが残っているので、Nomanzのプールを狭めるバンを行っています。

 

また、UoL側はサイラスは必ずバンしています。ちなみに、VEGA側は2度しかサイラスを使っておらず、使用できるのはミッドレーナーのDIscotEkkaだけです。その後は、3試合目の結果を見てトップとミッドのフレックスで取り上げられてしまうレネクトンとジャングルのエリスを固定バンしています。

 

評価

トップ、ジャングル、ミッドのラインはVegaの時と変わらず、特にジャングルーミッドのラインが非常に強力。AHaHaCiKの特殊なジャングリングルートに加え、Nomanzの個人技の高さがこのチームの強さといえます。

 

一方、ボットデュオに関しては可もなく不可もなくですが、Vegaのときと比べると若干見劣りする。特にボットのInnaxeはGadgetに比べて見劣りします。

 

 全体としてはレーン段階で壊される可能性はトップ、ボット以外はないと言えます。各レーナーの個人技もしくはピックアップから試合を動かし、1-3-1をしながらバロンプレッシャーをかけ、バロン獲得からは火力で押しのけていくスタイルが彼らの勝ちパターンです。Innaxe選手も火力は出すのですが、立ち位置が甘く死ぬことが多いので若干評価が下がる原因になるでしょう。

 

まとめ

 ロシア代表Unicorns Of Loveはミッドは世界レベルでレーナーの個人技の高さが際立っています。

 

Pool2の中ではRoyal Youthに次いで強力なチームといって間違いないでしょう。

 

彼らはグループA でClutch GamingとMAMMOTHと戦うことになりますが、特にClutch GamingのHuni-Lira-DamonteのラインにAHaHaCiK-Nomanzがどこまで有利が取れるかが注目ポイントになるでしょう。